INTERVIEW

インタビュー

今こそ、セキュリティの市場で思い切り勝負する時


ココン株式会社 代表取締役社長

倉富 佑也

1992年生まれ。2013年早稲田大学政治経済学部中退。2013年ココン株式会社設立。IoTデバイスのセキュリティの診断などのサイバーセキュリティ事業と、ゲームのイラストや声優ボイスを社外クリエイターと提携してゲーム会社向けに制作するクラウドソーシング事業を行う。現在ココン社にイエラエ社ほか4社の関係会社を有する。


株式会社イエラエセキュリティ 代表取締役社長

牧田 誠

ソフトバンク及びサイバーエージェントでセキュリティチームの立ち上げを行う。2011年にイエラエセキュリティを創業。今まで手掛けたセキュリティ診断実績は約900件を超え、現在も脆弱性診断業務を行う。

価値のあるプロダクトへの取り組み

倉富

インターネットセキュリティのマーケットは20年以上前からあり、我々は後発のプレイヤーです。世界的に見て目立っているのは、シリコンバレーとイスラエル。日本を見てみると、新しいトレンドを追って大きく成長している会社がなかなかない状況です。そのなかで、後発だからこそできる展開があると思っています。
今は、海外で大きくなったものを輸入代理店的に売っていたりして、国内の自社開発で大きなものはなかなかありません。それに国内外、必ずしも技術的に優れているわけではないプロダクトが売れてしまうのもよくない点だと感じています。

牧田

セキュリティ対策ソフトを入れてもあまり効果が見込めないものや、逆に重大な脆弱性を抱えていてそこから侵入されるものも最近では目立ってきていますね。

倉富

我々はそういうことはしたくない。セキュリティの本領をとらえて、価値のあるプロダクトのみを展開したいと思っています。
セキュリティの重要性は年々高まってきていて、今は政府も一貫となって盛り上げています。上場企業は専門の会社にアウトソースするのが主流になってきていますが、これからはまだ開拓できていない中小企業にリーチしていくことにチャンスがあると感じています。イエラエは今、企業が自らセキュリティ診断を行えるツールを準備していますよね。

牧田

新しい脆弱性が発見されたときに、運営しているサービスが該当するかどうか瞬時にチェックできるツールを開発しています。今までは人が時間をかけて診断していたものをピンポイントでチェックできて、該当している場合は直ちに対策できるようにすることを目指しています。

倉富

ディープラーニングや人工知能を活用して自動化させる、セキュリティ・オートメーションは大きな流れが出てきています。人工知能の成長はまだ十分ではないですが、それが一定してきたときに、我々が脆弱性診断というマーケットで優位に立てるような研究開発や、情報蓄積を続けています。

ココングループでのセキュリティ事業への取り組み

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倉富

セキュリティ関連企業は営業利益30億で国内1位という規模感ですが、数年内にそこまで持っていくのは、我々のリソースを考慮するとほぼ確実にできるだろうと思っています。ただ、これからはさらに優秀なエンジニアを集めるのが課題となります。

牧田

優秀な方はすでに高い給料で責任のあるポジションに就いていることがほとんどですからね。優秀な方ほど厚遇されていて、しばらくは転職できないという方が多い。

倉富

ココングループでは、まさに今、理想的な要素が揃ってきていると感じています。セキュリティ技術ではイエラエがあり、レピダムでは学術知見をもとに研究開発の支援ができますから、方向性を決められます。ココンとしてはすでに10億円を調達済みで、資金も豊富です。国内にプレイヤーが多くない今、自社開発のプロダクトを展開してマーケットを変える、それに必要なリソースが揃っているのが今のココンなんです。たとえていうなら、リソースも地図も軍資金も揃っていて、マーケットという海原で船を前に進められる確信があります。
セキュリティは現在、日本でも約1兆円くらいの規模の市場があり、年6~7%で引き続き成長しています。そのうえ世の中の追い風もある。大切な時間をかけて思い切り勝負する、それにふさわしい魅力のあるマーケットだと思います。一緒に勝負したいという方に、ぜひ参加いただきたいですね。